2013年8月22日木曜日

kindle paper whiteのこと

KindlePaperWhiteのこと

経緯


知り合いがkindleの電子小説を書いたとのことで、kindleというのを買って読みました。

買ってから知ったのですが、kindleのハードを買わなくてもandroidなどにソフトをインストール

すればよかったみたい・・。

初見


量販店に置いてあったので少しいじる。

ありえないくらいに表示が遅い・・。

昔の8ビットパソコンのリスト表示くらい遅い。

画面タッチに対する反応(感度)もびっくりするくらい悪い。

ほとんどフリーズしているみたい。

お店の説明員に聞くと、このデモ機は遅いけど実際にはこんなことはないですよとのこと。

いまいち半信半疑だな~。


とはいえ、電子小説を読むには買うしかない(と思い込んでいた)し、値段も8000円弱と

それほど高くない。店員さんに言って買おうとしたら残念なことに在庫切れ。

お店を出てamazonに注文。

例によって翌日到着。さすが素早い。

開封~準備


非常に簡素な梱包と、付属品はUSBケーブルのみ。

まずはwi-fiに接続。 AOSSとかには対応していないようなので、パスワードを入力する。

このあたり少し敷居が高いような・・。

やはり画面表示もタッチへの反応も量販店のデモ機とまあまあ同じ遅さ。

店頭でも感じたけど、タッチセンサーは静電容量式ではなく、昔の抵抗膜式なのかも。

設定にキャリブレーションがないので、違うかな。

画面構成的にあまり精度がいらないように工夫されているけど、唯一キーボードだけは

小さいところをポツポツ押していかなくてはいけない。

すこしイラッとしながらパスワードを入力。

あっさりとつながり、ホーム画面からストア(電子本屋)に行く。

ホーム画面の上の方のカート型アイコンを押すとストアに行ける。

おおまかには①ホーム画面と②ストアと③本の3種類しか画面がないので、一度なれると

迷わない。

ストアに行って検索でお目当ての本を探して購入。

amazonのユーザー登録がしてあれば、IDとパスワードを一度入力すれば、購入は苦労いらず。

ダウンロードもあっという間に。

ホームに戻って、今購入した本をクリックする。すると読書モードに入る。

読書


このkindoleは読書モードに入ると印象が変わる。

基本操作は①上の方を押してメニュー②左右端を押してページめくり。の2種類のみ。

タッチセンサの感度が鈍いため、読書中に多少何かが振れたり指のタッチが不安定でも

過敏に反応しない。これがいい感じのフィルタになっていて、読書に没頭できる。

小説等の右→左へページが進む本の場合、基本左手で持って左の親指で画面の端を

押す感じになる。ページが切り替わるスピードは決して早くないが、文庫本を読んでいる時の

ページをめくるスピードとあまり変わらない感じ。小説等の順番に読んでいくような本であれば

反応速度の遅さは全く気にならない。

以前、Nexus7のブックリーダーで電子書籍を読んだときに、動作速度がページによって

大きく違って、使いにくさを感じた。本を読み進み、一度アプリを終了して、その後続きを読もう

としたときに、かなりレスポンスが悪かった。現在は改善されているのかもしれないが。

Kindleでは、本体下部のスイッチを入れればすぐに読みかけのページを表示するため、

そういったストレスはない。


電車等でつり革につかまったりする関係で、右手で操作しなくてはならない場合はやや

ストレス。右手で持って右手の親指でスワイプすることでもページをめくれるが、慣れが必要。

左手で持つ場合はKindleの下コーナーを手のひらの中央のくぼみにあてる感じでしっかりと

持てる。親指の操作も画面端を押すだけなので楽。ページめくりを特段意識せず、

読書に専念できる。




持ちやすい

右手で持つ場合、Kindleの下コーナーを小指に近いほうにずらしてもたないといけない。

手のひらの真ん中のくぼみに合わせると、親指でスワイプしづらい。そのため、

少し上の方にずらして持つことになる。やや不安定な持ち方になる。


ちょっと持ちにくい

親指でのスワイプも普段行わない動作なので、間違えて押して前のページに戻ったり、

ページがめくれなかったりするので、嫌な気持での読書になる。


画面は高精細で読みやすい。ルビなどの小さな文字も問題ない。

バックライト付きなので、暗いところでも読めるのは本よりも便利。

所感

持った感じがいい。高級感はないけれど、薄さと軽さは持ち歩きに躊躇しない。

手に持ったときの薄さと安っぽいビニール的な樹脂の感じに、文庫本的な気軽さがある。

操作性や反応速度を考えると小説以外のマニュアル的な本は読む気にならない。

検索ワードを入れたり、ページをあちこち飛んで読むような用途では、レスポンスの遅さが

ストレスにになりそう。

こういった用途には、Nexus7のようなandroid端末が向いていそう。

起動がまあまあ早いので、読もうと思う気持ちを損ねず、すっと読書が始められる。

フォントが美しい。これは意外と大事かも。きれいなものを見るのは気分がいい。


自分は本屋に行くとまとめ買いして、どさっと家に積んで消化していくタイプだが、

そのうちの1~2冊をかばんに入れて持ち歩く。

結局読む暇がなく、自宅にそのまま持って帰ったりする日があると損した気になる。

本を持っていこうか行くまいか悩むこともある。

電子書籍であればそういった悩みは要らなそう。

反応の遅さに心配したものの、小説を3~4冊読んだ限りでは大きな不満はない感じ。

もう少し使っていくと不満があるのかも。


今のところはすっかり気に入っている。